貧乏どん底&ひきこもりスタートからリタイヤ生活にもっていった話

貧乏とひきこもり経験者が楽しい人生を送っているブログです。

《大人編》大人になってから最大の侮辱を公開しよう。

私がホームレスを経験してしまったが故にその後のリカバリーにはそれ相応の代償を支払った事を話そうと思う。

 

これは人生でふざけた事をしたしっぺ返しだと思っていいし、そこで腐らず、プライドが傷ついたとか、そんな1円にもならない事を切り捨て目的を定め黙々と前に進むという事をしたから現在はラクに暮らしているし、毎日飲みに行ったとしてもそれ以上に稼いでいるので(毎日なんか飲まないけど)、まあ問題無いラインにまでは来たと思ってる。

 

前の記事にも書いているけど

ホームレスをやってしまうと「履歴書に空白」ができてしまう。

 

その空白は何をしていたのか?と当然聞かれ、一部上場企業には絶対に受からない履歴を自分で作ってしまった。

 

だから、雇ってくれた会社も正社員ではあるものの、残業ありきの職場であったし、元ホームレスを雇う会社だもん、上司もレベルが低くて非常にストレスになっていた。

 

ある時に父の勤めている会社(一部上場企業)の趣味仲間で同じ会社の役員をしている人から父に連絡があった。

※役員と言っても社長の次の地位で平社員から上り詰めるには最高の地位にいる人で社長は親会社からスライドしてくる。たたき上げでは最高の地位にいる人。

 

内容は人材を募集しているので、口添えするから私君に受けさせなさいと。

私に空白の履歴があるのを知って不憫に思ったのか?父の趣味仲間とはいえ一部上場企業役員が声をかけてくれた訳だ。

 

当時私も役員とこの件で直接話をしているので明確に覚えているが、私は役員に迷惑がかかるので断っているのだが役員は私を受けるように説得した。

 

私が赤ん坊の時から知っている付き合いなので。。。

 

これで受かればコネだよね。

 

でもホームレス経験者って書類選考で落とされる身分だからね、これ程までの援護射撃は人生で最初で最後だろう。面接してもらえる上場企業ではもうないだろう・・・そう思って受ける事にした。

 

面接は2日にわけあり、最初の面接前に簡単な書類に記入をし、その中に紹介者欄があったので当然役員の名前を書いた。

 

しかし、面接が始まると役員の紹介だと書いているにも関わらず、随分と面接官3人の態度がおかしい。というか、鼻で笑ってる感があって、様子がおかしい。

 

終始バカにされてる感が残ったまま面接は終わり、二次面接はこの時に辞退しようと思った。

 

帰宅して、様子がおかしい事を両親に伝え、父経由で様子がおかしいので辞退すると伝えた所、役員は「大丈夫、人事部には話を通してあるからそのまま二次面接に行くように」と言われた。

趣味仲間とはいえ、会社では偉過ぎる存在の人からそういわれると父の立場も悪くなるので二次面接を受ける事にした。

 

もうね、一次で相当バカにされた面接させられてるんだから、二次なんか役員のメンツの為に出陣するけど、討ち死にするのわかってるから終わってるんだけどね。

 

実際二次はもっと趣味が悪かった。

面接に人事部長までくるとは。役員から人事部長には直接連絡行ってるはずなんだよね。

なのに人事部長まで出てきて様子のおかしい面接。とても趣味が悪い。

 

会社組織で普通なら人事権は管轄外だとしても社長の次の地位な役員から直接連絡行ってて、よろしく頼むよ。とか言ってる訳ですからね、、、

 

普通は人事権無くても人事部長も絶対無視はしないはずなんだな。

 

何故なら私を落とす=役員の顔も潰すというのを人事部長レベルで普通はしないから。

それが会社組織ってもので、荒波は普通たてない。

 

しかし、合否は予想通り不合格でその手紙が届いた時、私に母は泣きながら土下座してすみませんでした(辞退したいという意見の私より行けと言った事について)。と言った。一次で様子がおかしいという息子の意見を尊重し辞退させるべきだったと。役員の大丈夫だという言葉を信じてしまったと。

父も私に謝罪した。理由は母と同じ。

 

でもまさか役員が大丈夫だというのを人事部長が止めれるとは思わなかったとも。

 

どういう理由でこうなったのか?は知らないけど、これは私も悪い。

 

 

ホームレス経験と引きこもりにより履歴書には空白があるんだから。それに学生時代の成績だって良くはなかった。

 

ようは落とせるだけの理由を人事に与えてしまっているからで、もし履歴に空白なく大卒で成績もブッチギリ上なら落とされる理由も無かったでしょう。

 

自分の責任なんですよ。

 

だから怒ってはいないんだけど、両親にあんな悲しい顔させた役員にはさすがに「お前、男じゃねぇな。」と言いたかった。

 

そして月日が経ち、皆、定年退職をして、つい去年父の付き添いで元役員にあった。

あの時以来口をきいた。共通の趣味があるとこういう場面にあたるよね。

 

何をしゃべれば良いのかわからんけど、会社を辞め、自分で会社を作りやっているとは言ったけど、ぶっちゃけどうでも良いんだよね。元役員に関心が無いから。

 

その日は一日私はガマンし、帰宅した。が、夜に父の携帯に元役員から母の携帯番号を教えてくれと言われ、内容を聞くと激励の言葉をかけたいと。

 

は???何の激動??(-_-;)

 

いや、あなたが確かに役員だった時は激励の言葉に感動した人もいるかもしれないよ、そりゃあ社長は親会社からくるので実質的にたたき上げの中では一番偉かったんだから。

誰もがなれるものでもない、私は強力なコネをもってしてもその会社にすら入れないのにその会社でたたき上げで実質的なナンバーワンであったんだから、そりゃあスゲーって。

 

でも大口叩いて結果出せない人からの激励ってなんか意味ありますかね?

 

定年してまだその習慣があるのか?どうしてこういう回路なのか?

 

ちなみに母は元役員をスゲェ嫌ってるから。・・・・当たり前でしょ。

それなのに激励とは。空気読めよ。

 

でもね、両親にも言ってるけど、今振り返ってみると落としてくれた(不合格)のには感謝している。

 

バカばっかの会社で正社員してて給料に不満を感じたから今がある訳で、ここで一部上場企業に入社できてたら待遇は変わるし、出世しないにしても給料はそこそこ増えるから不満を感じなかった可能性が高く、故にリタイヤするまでもって行ってないだろう。

 

待遇の悪さと将来の不安が原動力になったのに、待遇良い環境でリタイヤの勉強できる程ハングリーな性格ではないし、自分に甘いのでとても今のステージには居ないように感じている。

 

だから落としてくれた事も感謝している。

 

先日父が亡くなった事であと何度も会う事はないだろうけども、有言実行できない役員だった人を私は忘れはしない。

 

でも、侮辱的行為があったから今があると感じている。