《燃え尽きましたか》羽振りが良いから敏腕経営者とは限りません。
前の記事でも書いた姫路のトランプと言われた大川さんのメイン会社、グループ会社が破産手続きに入りました。
前の記事はコチラ↓
そして今回は帝国データバンクからこのような発表がありました。
2022/09/28(水)
有限会社FELICE
元・ANGELOグループの不動産賃貸業者
破産手続き開始決定受ける
TDB企業コード:628010642
負債56億円
「兵庫」 (有)FELICE(資本金300万円、登記面=姫路市南畝町1-41、代表清算人由利佳久氏)は、債権者より破産を申し立てられ、9月14日に大阪地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は密克行弁護士(大阪市中央区高麗橋2-5-10、密総合法律事務所、電話06-6221-0460)。
当社は、2005年(平成17年)9月に設立した不動産賃貸業者。姫路の不動産王と呼ばれた大川護郎氏が代表を務めていた(株)ANGELO(TDB企業コード:648009415)のグループ企業として姫路市を中心に神戸市・大阪市などにマンションやテナントビルなど多数の物件を保有。大川氏自身の著書やメディアへの出演などによる知名度向上もあって当社においても収益物件の取得を進め、2019年3月期には年収入高約5億700万円を計上していた。
しかし、収益面では賃貸物件の稼働状況が低調だったうえ、借入金に伴う金利負担なども重く債務超過に転落。グループの中核企業である(株)ANGELOが2019年9月までに金融機関に対して返済猶予を要請していたが、経営再建のために賃料回収業務を委託していた不動産管理会社とトラブルが発生し、資金繰りが一層悪化していた。翌2020年9月には(株)ANGELOが銀行取引停止処分を受けたことで、グループ企業の信用不安が表面化。さらに債権者より破産を申し立てられ2021年1月には(株)ANGELOなどグループ企業3社が大阪地裁より破産手続き開始決定を受け、当社所有の不動産も相次いで競売となり、収入が急速に減少していた。こうしたなか、同年12月には当社株式を大阪の企業に売却。所有不動産の任意売却など清算手続きを進め、今年7月19日開催の株主総会の決議により解散していたが、今回の措置となった。
負債は推定56億円
前の記事からしてみると借金額はかなり減っています。
これは所有する不動産を競売(融資している銀行等が裁判所の許可を取り強制的に売却する作業)しまして、最後に残った「高値掴み」したと思われる部分が56億だそうです。
私は競売にかけられたとしても大丈夫な位安く買ってますので、そもそも競売にはかからないようにしますが、競売になったとしても利益が出るようにしています。
しかし、もう潰れると判っている状態で大阪の会社へ株式売却というのはどういう理由なのかわかりませんね。。。
大川氏の知り合いにお願いしたのか、破格で株式を売却するにしても潰れるのは判り切ってますので、どういう意図なのか?
結局稼ぐ事が出来ても浪費がひどく、満室運営をしない。そんなのではどうしょうもありません、私も日々気をつけています。
よく「金持ちはケチが多い」と聞きます。
当然言われている人は金持ちではない人ですが、こういう事態を恐れて堅実に運営している人が多いのだと思います。
いくら羽振りが良くても複数の会社を潰して自宅まで失い、大川氏の年齢からの再スタートは銀行の信用も無くなってますから「現金」のみでスタートだと思われ、速度はかなり遅くなってしまいます。
この状態で知人友人にお金を借りれるのであれば良いのですが、、、、、
やはり「物」では幸せにはなれませんね。